PixOrb(ピックスオーブ)

アブストラクトエンジンが開発したフルカラー全方位ピクセル球体LED照明「PixOrb」(ピックスオーブ)。80個のフルカラーLED光源を搭載し、空間をドラマチックに変貌させます。

「PixOrb」は、個別制御可能なフルカラーLEDを80ピクセル搭載した、全天球的に異なる模様を描くことができるこれまでにない空間照明です。
独自設計・調合の乳白色のシェードにより、LEDの粒感を抑えながらも高い照度を実現。LEDディスプレイのようなきらめきと、バックプロジェクションのような柔らかさを両立。独特の光の質感と動きを生み出します。
床面への設置、天井からの吊り下げ、または手に持つステッキ形照明としてなど、空間や用途に合わせて柔軟に活用可能。球体という形状をを活かした演出パターンにより空間にこれまでにない表情を作り出します。
また、この照明特性を最大限に活かすための演出制作システムも独自に開発。公共施設や商業空間、屋内外のイベントや舞台作品など、幅広い分野での応用を可能にしました。
◉スペック
【外形寸法】灯体 Ø 75 mm/シェード Ø100 mm/全⻑ 506 mm(調整可)
【搭載LED】フルカラーLED 80個
【電源・信号】灯具:5 V DC・3 線(5 V/GND/Signal) 専用コントローラー:AC100V 最大150mA
【最大消費電力】15 W(灯具、コントローラ含む)
【主要材料】黒アルミパイプ・FR-4 PCB・プラスチック
【制御機能】ArtNetプロトコルよる全ピクセル制御 ArtNetプロトコルによるパターン制御(今後対応予定)
▪三次元的なアニメーションを表現可能にする「新たな最小単位」の照明装置
本「PixOrb」の特徴は、単体で三次元的なアニメーションを表現可能なミニマムな灯体であることです。これまで様々なシーンで空間的な照明演出を行う際、各灯具はLEDを直列に連ねた「曲線」や、小型ディスプレイに近い「平面」の光を構成要素としていることがほとんどでした。それら各灯具の位置を考慮することで「二次元的な灯具の三次元的な配置」を考慮した演出を行ってきましたが、「PixOrb」では「三次元的な灯具の三次元的な配置」を活かした演出を新しい形で実現することを目指しました。そのために、より多面的でありつつミニマムな三次元形状である「球」に着目して開発を始めました。
検討初期において、シェードを工夫すれば球面状にパターンを描くのに必要な解像度は意外と少ないことを発見しました。さらにLED の数・配置間隔・灯具サイズを検証し、十分「模様が回転している」と見立てられるミニマムな構成に。そうして「PixOrb」 は全体が一様に光る球ではなく、見る向きによって異なる模様を表示できる多面性を備えた球状照明となることができました。
「PixOrb」では解像度の高さよりも、取り回しの良さや軽量性に価値を置いています。このコンパクトさから、ユーザーは「PixOrb」を空間に自在に配置し、球状という幾何学特性を活かすことで新しい空間演出を生み出すことができます。
素朴なようで複雑、オーソドックスなようでユニーク、リッチなようでミニマム―、そんな独自バランスの照明が誕生しました。シェードを替えれば意匠を変えられ、使い方次第でさまざまな魅力を引き出せる「新たな最小単位」の照明として、多様な演出への活用を探求します。
開発者紹介/プレスリリースはこちらをご覧ください
https://abstractengine.jp/wp-content/uploads/2025/08/6_24-AE_PressRelease_PixOrb2.pdf
この「PixOrb」は、SHIBUYA SKYの新たな空間演出として、初導入されました。
▼導入に関するイベント
INNER NEBULAS|光が奏でる夏の星雲
開催日時|2025年7月16日(水)~9月5日(金)
会場|SHIBUYA SKY 46階SKY GALLERY
https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/inner_nebulas/

PixOrbController – Development & Production: Motoi Ishibashi
PixOrb Hardware – Concept, Development & Production: Tatsuya Takemori
PixOrb Shade – Design & Production: Toshitaka Mochizuki
Lighting Pattern Control System, Lighting Design t & Production: Yuta Asai